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特別刑務所(仮)

第11章 試験。

元々捨てるつもりの教科とは言えこの3週間無駄に過ごした訳じゃない。
わかる問題から徐々に埋める。
だんだんと回りからペンの音が消え始めていく。


えっと、これは・・・
ルートを使って・・・
ん?計算できない・・・
あー、わかんない!
パス!
・・・これも
あれも
それも・・・
あーーー!パスパスパス!


わからなくなり用紙を裏返し顔を伏せる。
しばらくすると、試験監督から途中退室許可がおり静かに手を挙げる。
クラスの半分以上の生徒が教室から出ていき隣のクラスへ。
自習をし、待機との事なので次の科目の勉強をする事にした。

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