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特別刑務所(仮)

第12章 お薬。

翌朝といってももうほぼ昼。
俺が目を覚ますと九条はすでにベッドからでていた。
下に降りるが九条の姿がない。
靴を確認すると靴がない。
外にいるらしい。
とりあえず、俺も靴を履き外に出る。
が、姿はやはりない。
となると、残り3軒のどこか・・・・

「んー、瀬川のところが一番怪しいけど・・・」
「瑠依?何してるの?」
「うわ!九条!あれ?どこにいたの?」
「ん?斜め前のお宅にちょっとな。」

斜め?あー、佐野の。

「何しに?」
「ん?色々と。」
「むー。」
「ほらおいで。ご飯食べよ。」

完全に話してくれそうもないので諦める。
家に入り昼食をとる。
食後のココアをイッキ飲みし、九条に聞くことを思い出す。

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