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特別刑務所(仮)

第3章 学校。

「九条さん。っ・・・お、お取り込み中でしたか。また、後」
「問題ない。どうした。」
「あー。うちの子が新しい子が来たと言っていたので挨拶に。」

そう言うとさっき隣の家から出てきた子が顔おだした。

「狩野夕日です。明日から学校に行かれるんですよね。一緒に行きましょうね。」
「ふぁい。」

九条に頬を挟まれたままだったので間抜けな返事しか出来ない。
かわいい子を前にさらすこの醜態に九条に殺意を抱くしかなかった。

「俺は夕の専属刑務官、増田清臣と言います。瑠依君よろしくね。」
「うん。」

挨拶がと終わると九条は手を離した。

「俺は九条元。こいつが入江瑠依。狩野明日は頼んだ。」
「はい。九条さん。」

狩野は九条にそう言い、俺に笑顔を向けた。

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