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特別刑務所(仮)

第14章 監禁。

「え?誰?」

そのときリビングの扉も開いた。
そこから顔を出すのは怯えた顔の佐野。

「はぁー、はぁー助けて!」
「な、なに?どうしたの?」 
「殺される・・・」

切羽詰まる佐野は章に殺されるしか呟かない。
とにかく匿ってほしいと泣きながらお願いされる。


「元ちゃーん!うちの子来てるー?ごめんねー」
「あ、あ、来た・・・」

じたばたと隠れようとする佐野を九条が取り押さえる。

「落ち着け。木下!早く来い!」
「あらーら。元ちゃんに捕まっちゃまったのねー」
「や、やだ、許して」
「約束は守ろうねーそれともまた嘘つきさんになっちゃったのかなー?そしたら躾しなおしかなー?」


ガタガタ震える佐野の目からは涙があふれでる。
手と首に鎖をつけられる。

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