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特別刑務所(仮)

第14章 監禁。

「赤くなってるな。薬塗るから今日はもう使うなよ。練君少し滲みるかもしれないけど我慢してね。」
「っー」

駒場の言うとおり滲みる。
痛みに声を出しそうになるがそもそも声も出ない。

「こっちはいいよ。つぎ、前だな。」

前、その言葉に体を丸める。
剃毛をされつるつるな前を見せたくない。
しかし、大人の力に敵うわけもなく前を見せる。

「尿道に入れるから痛いかもしれないけど頑張ってね。」

細身の棒に薬を塗りながら説明する。
前の毛があろうがなかろうが駒場はさしあたって気にはしないようだ。
とは言え恥ずかしさに身をよじる。

「動かないでね。木下体押さえて。この薬多分痛いから。
いれるよーちょっと頑張ろうねー」

その瞬間激痛が体を襲う逃げようにも木下に押さえつけられ逃げられない。
呼吸が荒くなる。そのうち吸っているのか吐いているかわからなくなる。

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