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「もう、いい加減にしなよ二人とも。練は知らない訳じゃないだろ？またあんな思いしたいの？瑠依君もここでは喧嘩禁止なんだよ。」
「だまれカマ！」

思わずついて出た言葉はそれだた。

「おい。夕日の事をバカにするな。こいつだってやりたくてやってる訳じゃねーって教えたよな？」
「ならしなきゃいいだろ？」
「ルールは絶対だ。自由のためにはな。」

ルール、ルール。バカみてー。そんなもの守ってられるか。

「くっだらね。だったら刑務官共皆殺しにして自由ってもんを奪えば良い。」
「入江瑠依。貴様に罰を与えねばならないようだな。」

頭上から降る声に顔を向ける。
そこにいたのは先程の教師と同じく黒いスーツと金色に光るバッジをつけていた。
その男は黒い名簿を出すとページをめくり始めた。
そして、ある場所で手を止める。

「入江瑠依。第264地区1056番、担当刑務官は・・・九条元か。特別刑務所、警務学校に置いて違反告知の罪によりこれより刑を執行するものとする。貴様の受ける刑罰は鞭打ちの刑である。直ちに中央広間大噴水上にて刑を執行。」

そう言い終わるや否や黒スーツの人間が数人取り囲むようにしてたち俺の手首と足首、そして首に嵌められている輪に鎖を取り付け始め最後に腕に注射器で、薬を入れられた。