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特別刑務所(仮)

第19章 駒場。

そんな彼は日に日に腕をあげ、成果を出した。
評価が上がり必然的に仲間たちから嫌がらせを受けるようになった。あの日も・・・

「はー。いつになったら終わるんだ?」

終わりの見えない戦争。
五分五分の戦いで相手国もこちら側もお互い白旗を掲げることはない。終わりの見えない暗いトンネルにでもいるみたいだ・・・

「考えててもしかた「パーン!」

そろそろ行くかと腰をあげたときだった。一発の銃声。
その音のする方へいくと九条が仲間を撃ち殺していた。
彼は片付けるのを手伝えといった。
一瞬頭が空になる。
でも不思議とすぐに冷静になった。

仲間を殺したことを責めるつもりはなかったが問いただす自分がいた。
だが彼はそんな俺の問いに疑問を投げ掛ける。
その言葉に思わず納得する。

死体を片付け俺は彼に頼み事をした。

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