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特別刑務所(仮)

第20章 現在。

シャワーを浴び終わり、ドライヤーで髪を乾かしてもらっていると木下さんが来た。


「あれー?瑠依君学校は?」
「あー、あのね、お腹壊したから休んだ」
「・・・元ちゃーん後処理はちゃんとしてあげないとー」


察したかのように九条の肩を叩きながら笑う。
そう言えば、九条と仲良くしてた後輩って木下さんかな?

「ねーねー、木下さんは何で元ちゃんって呼ぶの?」
「えー?だって元ちゃん怖いっしょ?だから後輩みんなびびっちゃって誰も寄り付かなくてさー
あ、でも本当は優しくて友達思いでいい人なんだよーって怖くないよーって俺が皆に教えてあげようと思ってさー」


そうなんだ、でも元ちゃんって呼ばれてるときの九条の顔ヤバイぐらい怖いよ・・・


「たく、余計なこと吹き込むな。」
「ははは。申し訳ないですねー、って言うか何故に二人とも髪びっしょり?あ、もしかして朝からっすか?」
「次余計なこと言ったらここに縛りつつて放置プレイするぞ」

それは嫌だなーと言いながらも九条をいじる。
怖いもの知らずだ。ほんとに・・・

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