特別刑務所(仮)
第21章 佐野。
「んー、どうしたんだろう?」
気になるあまりリビングの扉を少し開く。
玄関から二人の話し声が微かに聞こえる。
「気を付けろよ」
「わかってますよ。正式伝達されるまで黙ってますから心配しないでください。先輩・・・」
先輩?
あれ?いつもなら元ちゃんなのに・・・
いつもと違うその口調に違和感と不安を覚える。
「そっちじゃねーよ。お前の気持ちの方を心配してるんだよ」
「あはは。分かりにくいっすよ。その顔じゃあ・・・
でも、本当に大丈夫です。それじゃ、また。」
一通り話が終わったようで玄関の開く音がする。
その音に焦りながらもゆっくりリビングの扉を閉め椅子に座り朝食をとる。
心拍はバレてはいないかと徐々に早くなる。
「瑠依。」
「んっ?!んんん!」
「おいおい、大丈夫か?」
九条に声をかけられ焦るあまりパンを喉に詰まらせる。
そんな俺の背をゆっくりさすり水を手渡してくれた。
気になるあまりリビングの扉を少し開く。
玄関から二人の話し声が微かに聞こえる。
「気を付けろよ」
「わかってますよ。正式伝達されるまで黙ってますから心配しないでください。先輩・・・」
先輩?
あれ?いつもなら元ちゃんなのに・・・
いつもと違うその口調に違和感と不安を覚える。
「そっちじゃねーよ。お前の気持ちの方を心配してるんだよ」
「あはは。分かりにくいっすよ。その顔じゃあ・・・
でも、本当に大丈夫です。それじゃ、また。」
一通り話が終わったようで玄関の開く音がする。
その音に焦りながらもゆっくりリビングの扉を閉め椅子に座り朝食をとる。
心拍はバレてはいないかと徐々に早くなる。
「瑠依。」
「んっ?!んんん!」
「おいおい、大丈夫か?」
九条に声をかけられ焦るあまりパンを喉に詰まらせる。
そんな俺の背をゆっくりさすり水を手渡してくれた。