特別刑務所(仮)
第22章 瀬川。
「うわ!」
「すごいでしょー?ここね、俺のお気に入りの場所。和と二人の秘密の場所なのー」
顔をあげると俺たちのすむ居住地区が夕日に染められクリーム色に輝く。
「あのね、るーちゃん。さのっちがいなくなったあの日久しぶりに思った。和と別れる日が来るってこと。でも、俺はもう和なしの外の世界が考えられないし、なにより和から離れるなんてしたくない。」
「・・・・・・」
「るーちゃんが来たばかりの頃に話したよね?刑罰を何度も受ける子がいるって・・・」
そう言えばと思い出す。
「あの日話した理由の他にもっとでかい理由があるの。
それがここを出ないための一番の方法だから。
点数がつけられてるって話もしたね?それに加えて刑務官は俺たちの日頃の生活を月に何度か政府に報告する義務があるんだって・・・」
あの日九条が出掛けたのはそれが理由?
「その報告内容と、刑罰の回数なんかでここを出られるようになるシステムになってるの。」
でも、だったらなんで
「すごいでしょー?ここね、俺のお気に入りの場所。和と二人の秘密の場所なのー」
顔をあげると俺たちのすむ居住地区が夕日に染められクリーム色に輝く。
「あのね、るーちゃん。さのっちがいなくなったあの日久しぶりに思った。和と別れる日が来るってこと。でも、俺はもう和なしの外の世界が考えられないし、なにより和から離れるなんてしたくない。」
「・・・・・・」
「るーちゃんが来たばかりの頃に話したよね?刑罰を何度も受ける子がいるって・・・」
そう言えばと思い出す。
「あの日話した理由の他にもっとでかい理由があるの。
それがここを出ないための一番の方法だから。
点数がつけられてるって話もしたね?それに加えて刑務官は俺たちの日頃の生活を月に何度か政府に報告する義務があるんだって・・・」
あの日九条が出掛けたのはそれが理由?
「その報告内容と、刑罰の回数なんかでここを出られるようになるシステムになってるの。」
でも、だったらなんで