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特別刑務所(仮)

第5章 休息。

右手に暖かさを感じ目を覚ます。
左腕には点滴を繋ぐチューブがあり、ここが病院であると直ぐに理解させた。
暖かさを感じる右手を見ると九条がてを握り眠っている。
以外なその行動に驚くのと同じくらい心臓が高鳴るのを感じた。

「ん・・・起きたのか?」

九条を見つめていたらいきなり目を覚ました。
そして、俺のデコに手を当てると一息ついた。

「傷は?」
「え?」
「痛むか?」
「え?えとー。平気?」

そうか。と言うと俺に布団をかけ直しもう少し寝ていろと言って部屋から出て行った。

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