特別刑務所(仮)
第23章 政府。
「ありがとう。萩野くん下がっていいよ」
「かしこまりました。ご用がございましたらお呼びください。それでは、失礼いたします。」
所長に言われ彼女は部屋を出ていった。
「さて、これで気がねなく話せるだろ?」
「お心遣い感謝します。」
「うん。で?なんなの?」
所長はコーヒをすすりながらこちらを見つめる。
「俺より前に被験体を釈放させた人たちは・・・その、」
俺の言いたいことが分かったのか徐に席を立ち上がると分厚いファイルを本棚から抜き取りこちらに持ってきた。
「これが、今までの報告書だ。どの報告書にも必ず被験体のその後が気がかりだとか、側で見守りたいだとかの類いがあがってるよ。」
「・・・・・・」
「君もなのかい?」
「頭がおかしくなったとでも思っていただいて構いません。俺はあの子と過ごした3年の月日で好きになったんです。例え周りに反対される事でも・・・
それでも、俺は」
俺の話しにため息をこぼす。
その反応に顔をみれずにうつ向いていると声をかけられた。
「かしこまりました。ご用がございましたらお呼びください。それでは、失礼いたします。」
所長に言われ彼女は部屋を出ていった。
「さて、これで気がねなく話せるだろ?」
「お心遣い感謝します。」
「うん。で?なんなの?」
所長はコーヒをすすりながらこちらを見つめる。
「俺より前に被験体を釈放させた人たちは・・・その、」
俺の言いたいことが分かったのか徐に席を立ち上がると分厚いファイルを本棚から抜き取りこちらに持ってきた。
「これが、今までの報告書だ。どの報告書にも必ず被験体のその後が気がかりだとか、側で見守りたいだとかの類いがあがってるよ。」
「・・・・・・」
「君もなのかい?」
「頭がおかしくなったとでも思っていただいて構いません。俺はあの子と過ごした3年の月日で好きになったんです。例え周りに反対される事でも・・・
それでも、俺は」
俺の話しにため息をこぼす。
その反応に顔をみれずにうつ向いていると声をかけられた。