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特別刑務所(仮)

第6章 初夜。

部屋には机と衣装ケース。それと怪しげな箱。

「俺の専属刑務官・・・つまり章。あの人あー見えて案外鬼畜でさ。ゆるゆる生きてるのにやることはやるタイプだから。で、このいかにも怪しい箱の中身だけど。」

そういって佐野が開けた箱の中にはピンク色の小さく丸状のものと所々にぼつぼつがついている棒状のもの。それから袋に入った細い棒とチューブが何本かあった。

「これなに?」

俺以外の二人には中のものが理解できるらしい。

「さのっちこんなこともされてたのー。それじゃー腰も痛いよねー」
「練・・・」
「憐れむな。もう慣れたし。最近それはそれでありかとか出来ると優しいし・・・って、もう、良いの俺の事は!」

以外だ。佐野はこう言うキャラなのか?
第一印象と違う。

「はー。いいか、入江。このピンクのは」

そう言うと佐野は俺の手のひらにそれを乗せ電源を入れた。

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