特別刑務所(仮)
第31章 誘拐。
「・・・九条」
「瑠依?!」
電話から聞こえるのは瑠依の声。
イタズラではなさそうだと電話に耳を近づける。
「助けて・・・」
「瑠依!大丈夫か?」
「ふふふ。イタズラじゃないと分かったか?わかったなら金を用意するんだな」
「おい!ちょっと待て!」
電話の向こうで瑠依が騒ぐ声が聞こえる。
海が、煙突が・・・
その声も瑠依の悲痛な叫びで遮られる。
「おい!てめー、瑠依に何しやがった!」
「うるさくしたから少ししつけてやっただけさ。子の坊やがこれ以上傷つくのが嫌なら言うことを聞くんだな。」
「・・・瑠依に何かしやがったらテメーを殺すからな」
俺がそう言うと電話が切れた。
「瑠依?!」
電話から聞こえるのは瑠依の声。
イタズラではなさそうだと電話に耳を近づける。
「助けて・・・」
「瑠依!大丈夫か?」
「ふふふ。イタズラじゃないと分かったか?わかったなら金を用意するんだな」
「おい!ちょっと待て!」
電話の向こうで瑠依が騒ぐ声が聞こえる。
海が、煙突が・・・
その声も瑠依の悲痛な叫びで遮られる。
「おい!てめー、瑠依に何しやがった!」
「うるさくしたから少ししつけてやっただけさ。子の坊やがこれ以上傷つくのが嫌なら言うことを聞くんだな。」
「・・・瑠依に何かしやがったらテメーを殺すからな」
俺がそう言うと電話が切れた。