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特別刑務所(仮)

第31章 誘拐。

その後存分に笑った木下さんの通報で警察が来てやつはまた監獄へ戻っていった。


「それにしてもよく俺の場所が分かったね」
「瑠依君当然だよ。だってその耳に付けっぱなしのチップ。まだ機能するもの」

木下さんに言われ耳に触れる。そう言えば昔もこれで捕まったんだっけ


「ま、元ちゃんもそれの事忘れてすごい慌てながら鬼の形相でうちに来て金貸せって!もう、借金とりみたいだっ!」
「うるさい。余計なこと言うと撃つよ」
「痛いなーほんとの事なのに」

二人のやり取りを見てホッとし、それに加え九条がそんなに心配してくれたことに喜びを感じて抱きつく。

「ふふ。九条ありがと。大好き」
「ノロケ・・・あーあ。俺も帰ったら練とラブラブしよー今夜はなにしようかなー」
「お前は少し控えろよ?佐野が可愛そう・・・」

そういう九条にそんなことないよーと、木下さんが言う。

「九条俺も帰ったらしたいなー」
「何言ってるの?今夜はお仕置きしなきゃだからねかせーねーよ?」

ああ、マジな目だ。
もう二度と一人で遊びに出ないぞと誓うのだった。

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