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特別刑務所(仮)

第32章 子供。

「まぁ、間違えた元が悪いんだから諦めなよ」
「くそ・・・」

まぁ、なにもしなくても戻れることが分かったので俺たちは自分達の家に帰ることにした。


「瑠依!良いか絶対木下にはばれちゃいけない。あいつじゃ今の俺をどうするかわからないからな」
「うん。わかった」

自分よりも年下になった九条を見つめ何となくかわいいなとか、そのままでも良いかなと思ったのは絶対に内緒の方向性だな。

「はぁー、最悪。とにかく飯食うぞ」
「うん!俺も手伝う」

二人でならび朝食兼昼食を準備する。
子供に戻ったとはいえ中身は九条なので食事の準備は滞りなく終わり食べることができた。
ただ、食休み・・・
いつもなら九条の膝枕だが少々狭い。

「んー、寝辛い・・・」
「しかたねーだろ!」
「は!大変」
「なにが?」

そう、俺は大変なことを思い出す。

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