特別刑務所(仮)
第33章 怪我。
俺の連絡で木下さんはあわてて病院に来た。
「瑠依君!練は?」
「あ、今先生とお話し中。怪我は見た目より大したことは無いけど、右腕にヒビとよろけたときに足首の捻挫、それとそのまま倒れたときに左ほほの打撲と、擦過傷だって。」
俺の説明を聞き早く出てこないかと診察室の前をうろうろする。
すると、部屋のドアが開き佐野が出てきた。
「章!」
「練、大丈夫か?」
「うん。今は痛み止飲んでるからそんなには」
「そうか。よかった。」
痛々しいその姿に眉を潜める。
そんな木下さんに大丈夫だってと笑顔を向ける。
そんな佐野に木下さんは大きな絆創膏のつく左頬を優しく撫でる。
「・・・殺す」
「え?」
「ん?」
「今、章なんかおかしな事言わなかった?」
「何が?俺はなにも言ってないよー」
佐野を軽々とお姫様抱っこし運びながら笑う。
でも、俺の耳にも確かに不穏なお言葉が聞こえてました。
「瑠依君!練は?」
「あ、今先生とお話し中。怪我は見た目より大したことは無いけど、右腕にヒビとよろけたときに足首の捻挫、それとそのまま倒れたときに左ほほの打撲と、擦過傷だって。」
俺の説明を聞き早く出てこないかと診察室の前をうろうろする。
すると、部屋のドアが開き佐野が出てきた。
「章!」
「練、大丈夫か?」
「うん。今は痛み止飲んでるからそんなには」
「そうか。よかった。」
痛々しいその姿に眉を潜める。
そんな木下さんに大丈夫だってと笑顔を向ける。
そんな佐野に木下さんは大きな絆創膏のつく左頬を優しく撫でる。
「・・・殺す」
「え?」
「ん?」
「今、章なんかおかしな事言わなかった?」
「何が?俺はなにも言ってないよー」
佐野を軽々とお姫様抱っこし運びながら笑う。
でも、俺の耳にも確かに不穏なお言葉が聞こえてました。