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特別刑務所(仮)

第37章 記憶喪失

「なぁー、あんた誰?まじうるせーんだけど」
「・・・る・・い」



何で、なんでそんな目で見るんだよ・・・


「殺すぞ?」
「瑠衣・・・」
「出ていけよ!うぜーんだけど」



俺が布団に潜ると部屋のドアが閉まる音が聞こえた。
少し顔を出すともうそこにはあの人はいなくなっていて、その時になぜだか心がズキッとした気がした。



「意味・・・わかんない」


なんで?
なんで?
なんで?
ナンデオモイダセナイノ・・・?



頭のなかで誰かが俺に囁いている気がした。

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