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特別刑務所(仮)

第39章 木下章尭

それからほどなくして九条のことを深く知っていった。
本当は優しいってことも。
だから、俺は。



「元ちゃん!」
「あ?お前ふざけてるわけ?」
「怒んないのー!怖いよ?」




無駄に絡むように
一人にならないように。
本当の九条先輩の優しさに誰かが気がついてくれる日まで。

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