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「ていうか、前々から気にはなっていたんだけと通路を通ってここに出てきたから外だと思っていたけどそれじゃあ、通路以外にも逃げ場ができるよね？」

俺の疑問に三人は顔をあわせた。
そして佐野が代表のようにここの仕組みにつて教えてくれた。

「確かにここは太陽も雲も雨も降る。冬になれば寒くなり当然行きも降る。ただここは完全な閉鎖空間だよ。科学の髄を期し地下にまるで地上と同じ空間を作り上げたって訳。つまり、ここから出るにはあの通路以外出口はないよ。広く見えるけど実際ここは一日かければ回れるほどの広さしかない。って、これ最初にもらっだハンドブックに載ってるぞ。」
「読んでない。あとさ、服とか買える場所の人たちって刑務官なの？」
「そうだよ。」

今度は狩野が続ける。

「ここ、特別刑務所は俺たちが出所した際にいかに法律を順守できるようになるのか見るためにあるからね。そのためには外の世界同様買い物する場所もある。ただ、犯罪が百パーセント起きない保証もないから毛専属刑務官以外の所謂刑務官候補生たちが働いているんだよ。」
「なるほど。って言うかあそこまでされて犯罪起こす人っているのかよ？」
「いるよー」

次は瀬川が答えた。