特別刑務所(仮)
第9章 買物。
すたすたと前を歩く九条。
時おり後ろを振り返り俺が着いてきているか確認する。
そんなことを繰り返しまっすぐ延びるレンガの道を歩き、居住区域を抜けるると中央広場の大時計が見えてきた。
そのさらに遥か前方に学校の建物が目に入る。
「瑠依。こっち。」
右側を指差し歩く。
そう言えばここに入れられて早5日ほど・・・。
一度も商店街に来たことが無かったなと思った。
辺りをキョロキョロ見渡していると立ち止まっていた九条の背中にぶつかった。
「いてっ」
「・・・ここ。中入って早く見つけてこい。」
「わかった。九条は?」
「ここにいる。」
九条は店の前にあるベンチを指差した。
「欲しいものがあったら呼べ。」
「うん。」
九条が腰かけるのを見届け店内へ。
時おり後ろを振り返り俺が着いてきているか確認する。
そんなことを繰り返しまっすぐ延びるレンガの道を歩き、居住区域を抜けるると中央広場の大時計が見えてきた。
そのさらに遥か前方に学校の建物が目に入る。
「瑠依。こっち。」
右側を指差し歩く。
そう言えばここに入れられて早5日ほど・・・。
一度も商店街に来たことが無かったなと思った。
辺りをキョロキョロ見渡していると立ち止まっていた九条の背中にぶつかった。
「いてっ」
「・・・ここ。中入って早く見つけてこい。」
「わかった。九条は?」
「ここにいる。」
九条は店の前にあるベンチを指差した。
「欲しいものがあったら呼べ。」
「うん。」
九条が腰かけるのを見届け店内へ。