ミルクチョコレート
第2章 はじめてのオモチャ
ブラシの背を、クリトリスまで持ってくると
私は一度深呼吸した。
(よし…)
ついに、スイッチをオンにすると
「あぁっ!」
思わず大きな声を出してしまい、慌てて手で口を押さえた。
「あぁ、はぁ、はぁ、ああぁっ」
(すごい…気持ちいい…)
自分の指では作れない振動が、
私をいつも以上に気持ち良くしてくれる。
けれど、だんだんと物足りなくなって
私はクリトリスにぐいっと、それを押し当てた。
「あああぁっ!」
ビクビクと身体が動く。
(こんなの、はじめて…
ていうか正直
旦那の愛撫より気持ちいいかも)
そんな申し訳ないことを考えてしまった。
「あぁ、はぁっ、ああぁ
イク、イクぅーっ!」
いつものひとりエッチより
数分早く絶頂に達した。
「はぁ、はぁ…」
(ふふ、いいもの発見しちゃった)
私は旦那にバレないように
何食わない様子で洗面台にしまった。