ミルクチョコレート
第5章 レンタルショップの現状
「店長…やめちゃうんですか?」
「別に、愛撫してたわけじゃない。
濡らさないと、これが入らないからな」
そう言って彼は、私の中に何かを入れた。
「ん…
店長、何入れたんですか?」
入れたままパンツをはかされ、太ももにテープで何かを貼り付けられる。
「もしかして…遠隔ローター?」
「ふっ、さすがだな」
「だてにビデオ店員やってませんから」
私自身も、よくエッチなビデオを借りて見ているのだ。
「って、そうじゃなくて
どうしてこんなもの…」
「このままレジやれよ」
「えっ?!」
「表情変えずに、声も出さずに
お前がどれだけ我慢できるか見ものだな」
客にバレないように、まるで何でもないかのように振舞わなければならない。
「ふふ、おもしろそう」
「この淫乱女。
ほら、さっさと行ってこい」
「はーい!」
こうして私は今、遠隔ローターを中に入れたままレジに立っているのだ。