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私の妄想小説

第15章 おうちデート?

…好きと言った数分前の俺を殴りたい。

「海斗~俺も好き~チョー大好き~愛してる~」

「…はぁ」

今俺を自分の膝に乗せ、抱きしめている超絶ご機嫌な淳平はいつ起きていたか知らないが、俺が『…淳平、好きだ…』と、言っていたのを聞いたらしい。

…あんなことうかつに言うんじゃなかった。ずっとくっついて離れてくれない。

「なぁ淳平。そろそろ離れてくれない?今結構腰痛いからさ。」

「えー。やだー」

さっきからこの調子で離れてくれない。
…仕方ないこの手を使ってみるか。

「淳平。じゃあどうすれば離れてくれる?」
「えー…じゃあ海斗からキスして。もちろん深い方で」
「んな!?///そ、そんなの出来るわけ…」
「え?出来ないの?じゃあずっとこうしてるけど」
そう言って淳平は抱きしめている腕の力を少し強めた。

でもこのままじゃ俺家に帰れなくなるし…
…ここは意を決して頑張るか。

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