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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第11章 それが理由かよ!?

「君を覚えている事が不思議?」

不審そうに俺を見る雅子ちゃんにウインクした。

「俺、特殊能力者なんだ」

「嘘くさい」

ズバッと切り捨てられて、力なく笑いを浮かべた。

「君は悪夢が見たかったのか?」

「…あの時は、そうだった」

顔を伏せて、奥歯を噛みしめた。

その態度と表情に、やっぱりと確信する。

「今は?後悔してる?」

「後悔なんてしない!!望んだのは私だから!!」

キッと俺を鋭い視線で見返した。

迷いのない目。

エリンの言うように、心の強い子なんだと感心してしまう。

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