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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第12章 ダグラス=ウィンストン

行く宛もなく、街を歩く。

街の中は、昼間だって言うのに何となく薄暗い。

薄暗いくらいの方がいいけどな。

ダグラスは唇を歪めた。

視線を上げると、2ブロック先の角から、女の人が現れた。

白人で、ハチミツ色のウェーブがかった髪を揺らしながら歩いてくる。

あいつだな。

ダグラスは彼女に視線を固定したまま、右手でポケットの中を探る。

薄暗い中で、ハチミツ色に光輝くあの髪の色が気に入った。

ストレートヘアより、ウェービィな方が色気があって好みだ。

段々と近付いて行くと、顔の判別がつく。

なかなか美人じゃないか。

これはツイてる。

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