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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第12章 ダグラス=ウィンストン

すれ違い様に、女の背中に右手に握ったものを押し付けた。

女がビクンと跳ね上がり、その場に崩れ落ちる。

自由を奪うのって、案外簡単なものだな。

ダグラスは、自分の手の中のスタンガンを見つめた。

テレビや映画だと、派手な音をたてるシロモノだけど、実際には音なんかたたない。

いや、音がたつほどの威力にしなくても、身動き出来ないようにする事が出来るんだ。

足元で気を失っている女を見下ろす。

さて。どこへ運ぶかな。

辺りを見回すと、右手のビルに非常階段があった。

とりあえず、そこでいいか。

ダグラスは笑いを浮かべると、彼女を抱き上げた。

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