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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第13章 守りたいんだ!!

本当にこの子は、小説の事しか考えてないんだな。

「それで?自分がヒロインになって、夢の中で襲われる状況を小説にするのか」

「そうよ。襲われるときの恐怖感なんて、なかなかリアルに書いてるわ」

だろうな。実際に体験した事なんだから、リアルになるだろうな。

にっこり笑っていたのに、ふと目を伏せると

「だけど…小説の為に、人殺しになるなんて思わなかった…」

低い声で、ぼそりと呟いた。

「人殺し?」

「そう。アイツを倒した時に…ね」

自分の両手をじっと見つめ、ぎゅっとまぶたを閉じた。

「今でも覚えてる。包丁をアイツの胸に突き刺した時の事…」

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