無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「でも、エナジーを専属で貰ってるでしょ？」

エリンがニヤニヤ笑いながら

「ネイチャーくんがラーラにぞっこんだから契約なしでとれるけど、いつ気が変わるか分からないよ～？」

「だから契約で縛れって言うの？」

フッと冷めた笑いを浮かべたラーラに、エリンが突き放すように言った。

「分かってる？いくら生まれ持った鍵の持ち主でも、ネイチャーくんは人間なのよ？」

「いつまでも一緒にいられる訳じゃないのは分かってるわ」

冷静に返したラーラに、エリンは目を細めた。

本当にそう？

ミヤビから鍵を奪ったとき、ネイチャーくんを抱き締めたまま、ずっと離さなかったじゃない!?

それって…本当に分かってる行動だったの？