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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第9章 NIGHTMARE

目が覚めると、池端が驚いたように

「起きたのか…って何だ?その顔」

顔?どうかしたのか?

窓ガラスに映る自分の顔を見て、何か納得した。

うわ。真っ白で血色悪っ!!

「ありがとな。眠気覚めたよ」

「眠気より…本当に病気じゃないだろうな」

「大丈夫だっての」

顔色が悪いのは、夢の中で惨殺されたから。

夢だけど…感覚はリアルで。

首に当てられた刀の冷たさ。

一気に引かれた痛み。

頸動脈を切られ、勢いよく噴き出す血。

その反動で筋繊維がぶちぶちと音を立てながら千切れていくのも。

全部覚えてるから。

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