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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第10章 貸付って何ですか?

「壊れる、って…」

「鍵を使って見る夢はとてもリアルだから…見る夢によっては、とても危険よ」

ラーラは指を交差させて、目を閉じた。

「さらに、鍵を持っている人は、夢を覚えているの」

え…!?

「体には害はないけど、心には傷を負う。…あなたもそうでしょ?」

あ…。

ラーラ、気付いてたんだ。

俺がミヤビちゃんの夢の中で殺された時の思いに。

「それが毎日なのよ。…彼女、いつ壊れてもおかしくないわ」

「だったら、俺が助ける!!」

逃げたのに、俺が鍵を開けたせいで苦しんでるのなら。

俺が助けないでどうするんだよ!?

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