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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第10章 貸付って何ですか?

「有刺鉄線よ。懲りてないって言うか…来るだろうって待ち構えてるのがよ~く分かるでしょ?」

「だけど、ラーラは」

言いかけた俺を、ピシャリと撥ね付け

「あのね!!ラーラの話の総てが真実じゃないから!!」

「え…?」

「ラーラは貸付で失敗したから、臆病になってるの。あたしは違うから」

エリンは何かに挑むように、空を睨み付けた。

「失敗、って…どんな?」

「…知りたい?」

一瞬の間のあと、ニンマリと笑みを浮かべて

「知りたければ、あたしに協力して。このドアを開けてちょーだい♪」

と、腕を組んだまま、顎先だけで緑色のドアを差した。

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