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俺の夢がエロいのには理由がある!?

第10章 貸付って何ですか?

まさかそんな事を聞かれると思ってなくて、答えにつまっていると

「目的意識の弱い人は、達成率も低くなるのよ」

うっ…。

「それに、どうやって?アイツを倒そうって事なら、やるだけ無駄よ」

「何でそんな事言うんだよ!?」

「倒した事があるから。…何度も」

ぎりっと唇を噛みしめた顔は、倒したことでの高揚感や達成感といった喜びのものではなかった。

むしろ、後悔しているような…。

「…来た!!」

床板がギシギシ軋む音が、段々と近付いてくる。

…あ、またこの展開か。

入口のドアに鍵をかけて、少しでも足止めする時間を稼ぐ。

「今のうちに、窓から逃げよう!!」

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