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私は官能小説作家の素材

第8章 愛しさ

私は少し爪先に力を入れて、背伸びをしてキスをしようとするのだが足がふらついて上手くキスできない。


「んー」

「下手だな。何から何まで」



私のイライラが頂点まで届きそうな時に下手だと言ってしまった綾葉。



「じゃあ…今日こそ私が気持ちよくさせます…」

「真菜が?ま、別にいいけど」


またまた、ニヤッと笑う綾葉。今日こそリベンジだもん。


「ベッドでいいんですか…?」

「ご自由に」


押し倒すことは出来ないのでベッドに寝転がった彼の上に股がる。少しだけ理性が躊躇したが、やはり無駄あがき。

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