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私は官能小説作家の素材

第8章 愛しさ

「キスからします…」


私は、何も考えずにただキスをした。深くもない、ただのキス。3秒立たずに離れた。


「…真菜?」

「何です?」

「あのー…終わり?」

「……えっと」


キスの続きを考えていなかった。

「じゃあ、もういっかい…」



言い終わる前に唇と唇で繋がっていた。舌がぬるっと動き始めて、互いの液を混ぜ合う。


「ん…ぁ」


ペースが完全にあっちに行っている。




だめだ…仕打ちなのにっ!


「ぁあっだめっ!!」


胸を押して離そうとするのに、絡まってる腕がほどけない。

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