テキストサイズ

私は官能小説作家の素材

第3章 再び

「いつでも、神屋だったら抱いてあげるよ」


…私、なら?


「私…だったらいいんですか…?」


突然心臓が動き始めたかのようにドキドキが止まらない。考えてもいないのに、勝手に口が動く。


「別にいいよ。俺は…」

真菜の両手を掴み、ケイスケの顔がだんだん近づいてくる。逃げ場のない状況に気が狂いそうになる。



「んっ……」


薄い唇が重なり、舌を絡める。前ほど嫌じゃない。むしろ気持ちがよかった。


「あぁ…んんっ」

無言で攻めるケイスケも格好よく、真菜は酔いしれる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ