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私は官能小説作家の素材

第3章 再び

「神屋、悪かった…。泣くな」


「ケイスケ…女の子の涙に弱いの?」

ギクッと身体を驚かせケイスケは、頷く。


「俺、強引だからさ、女に恐がられるんだよ。だが…中には俺に泣きながら寄ってくる奴もいたな……」

誰だろ…?って知ってるわけないか。


「そんなやつ、ろくでもねー奴だけどな。ただ、俺に抱いて欲しいだけだ」


だ、だ、だ、抱く?!

真菜の中でも少し革命が起きていた。抱くって、あれだよね。どう考えても、エッチしちゃうことだよね!!?


「俺についてくる女は、愛がない」




「えっ……じゃあ……質問してもいい?」

「何?…質問って」



「私も…だ、抱いて…くれるんですか」



あーあ…言っちゃった。

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