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私は官能小説作家の素材

第5章 本心

「おぉ…神屋さん、2分前に来るとは」

「す、すみません…」

既に、会社のオフィスの中には全員集まって座っており、ぜぇぜぇ…と息荒くしているのがこだまして聞こえて恥ずかしい。

「どうしたの?神屋さん」

そう、こそっと話しかけてくれたのは麻野先輩だった。


「ね、寝坊です…」

「あら、意外ね。どうにか、間に合ったから大丈夫よ!」


ぽんぽんと背中を撫でた。その優しさに感動する私。


「あ、そういえば…松山先生があとでいらっしゃるって…課長が言ってたわ」


ぼーっとした頭に突然の刺激。



え!ケイスケ…来るの!?

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