テキストサイズ

私は官能小説作家の素材

第6章 束縛の証

階段の上がったところにいた私は、言われた通り、下を見た。

すると、黒色のいかにもシュッとした感じの車だった。車の種類は、あまり知らないけれど、なんとなくケイスケのイメージと一致した。



「すみませんっ。わざわざ車まで出して貰っちゃって……」

「気にしなくて良い。乗って」


言われた通り、助手席に素早く乗った。


___
__



「今日ってドコ行くんですか?」


実は、ケイスケが決めるって言う話になっていたのだけれども…。


「あの…もしもの話だ。神屋が、デートするとしたらどういったところがいい?」


で、でーと…!?


「わ、私は…人に合わせるタイプなので…ホテルとか旅館で一日過ごしたいって言われたらそうしますよ…?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ