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浮気断定社

第2章 探る

重い鉄の扉を開いて男が入っていく


「お客さんだよ」


男は中の誰かに声をかけたあと

わたしに振り向いて
ぼろぼろのソファーに案内した。


無表情な女の子が麦茶を持ってきた。


「相沢 佐和子さんで間違いないですか?」


「あ、はい」


「社長呼んできます。」


無表情な女の子は正面の扉を開けた。

そこは、この部屋とは打って変わって
モダンなオフィスが広がり
忙しそうに立ち働く人たちが見える。

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