テキストサイズ

硝子の挿話

第26章 登場人物紹介

《水耀宮》

千道千尋/リリティア

安定のヒロイン。物心つく頃には自分の中にちょっと違う自分の存在には気がついていた。

自然…とりわけ水に惹かれる傾向があって、感情が強く揺すぶられると雨が降るのは偶然だと思っていたが、それは前世から受け継ぐ能力が現世まで残っている証。

大人しく騒がしいのは苦手で、音楽もクラシックを好んで聴くが詳しい訳ではない。
本を読むのも好きで、実は自分は中二ではなかろうかと悩んでいたりする。

軽い男性恐怖症を持っている。まあ、容姿はダイスで出たAPP15なので近寄ってくるのは多いが。声を言葉に恐れる余り、人付き合いそのものが苦手だったりするのであった。
後は双子故にという状況も重なっていて、内向的な性格に拍車をかけたといってもいい。

前世であるティアは、元々は闊達饒舌女子であった。
しかし神子としてチカラを示してしまいそれが悲劇のキッカケを作ったと言っても過言ではない。海に近い集落に生まれたこともあって、自然の声やイルカとの対話が出来る海に愛された幼女だった。

両親を殺され、兄弟(本来は従兄弟)だけが共に瀕死で発見され、保護言う名前の檻に入ることを強制された。
丁度前の神子が何者かに暗殺されたという裏事情があった為であり、彼女の育ての親になってくれた司祭は孫のようにティアを溺愛しながらも、厳しく師として彼女に道理を教えていく。
表に出ることになり、焼け付くほどの負に触れることで、純粋さゆえに傷つき、また触れることで闊達さを失っていくことになった。

逃げたい、逃げたい、誰でもいいから此処から逃がして欲しい。という願いは、幼馴染に臣下の礼をとられた時に粉砕した。
影からそっと見守る兄にのみ心を許し。また月宮には親近感を持ち、太陽宮には憧れに近い気持ちを持っている。強いよ、サミアさんwwww

そして一人で入れる場所として、禁圧の場所に指定したのは逃げ場が欲しいのと会合の為。
まさかそこで運命と出会うことになるとは思わなかったのでした。
二人はどうして出会ったのか、前の彼女がそう導いたのか。
それは読者さまの想像でオナシャスw

恋愛は果たして、彼女を成長させることが出来ましたー!

来世編でも登場するよw

ストーリーメニュー

TOPTOPへ