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えっちぃ

第1章 初エッチ

とうとう来てしまった。
「どうしたの?」
と心配そうに風早くんがたずねてきた。
『あ…ううん。なんでもない。』
また笑顔になって、玄関のドアを開けてどうぞ?と手招きしてくれた。
わあ。綺麗なお家。
私は『おじゃまします』と一言言ってから中に入った。
「誰もいないからそんなに緊張しなくていいよ?」
いやいやいや…誰かいたらまずいでしょ。
『う…うん。ありがとう』
風早くんが部屋まで案内してくれた。
「汚いけどどうぞ?」
とドアを開けてくれた。
いやいや…部屋汚いはずないでしょ。
ドアを開けてもらい中に入った。
いやめっちゃ綺麗だし。広いし。
「コップ取ってくるから座ってていいよ。」
『あ…手伝おうか?』
「いいよ。遥香は座ってて。」
『ありがとう』
いや…座っててと言われてもどこに座っていいのやら。
とりあえず床に腰を下ろした。
そんなにいきなりはやらないよね?
心配していると風早くんが戻ってきた。
「あ、よかった。座ってた(笑)。」
座っててと言われたら座りますよ。
え?みんな座らないの?
「そんなに不安そうな顔しないでよ。気持ちの準備できたらでいいからさ。」
こんな時まで優しい。そんなこと言われたら…断れなくなってしまう。
もういいや!やっちゃえばいいんだろう。やっちゃえ。
『風早くん…なら…いい…よ。』
そういうと風早くんは少しびっくりした顔をした。
「気使ってない?」
『う…うん。』
ニコッと笑うその顔に私は勝てない。
「そんなこと言われると…俺もう待てなくなるよ?」
『いいよ。でも…痛いことしないでね?』
うんと頷いた風早くん。
わあ。どうしてそんな恥ずかしいことを言ってしまったんだ。今さら顔が赤くなった。
「いきなりは無理だよね?」
『ゆっくり教えて。くれるなら…いいよ。』
「じゃあ…はじめてもいい?」
『う…うん。』
風早くんがベットに上がって手を出してきた。
「おいで」と言われて私は素直に手を出した。
持ち上げられて風早くんの膝に乗せられてしまった。
顔が真っ赤になった私をみて風早くんが笑った。
顔を上げるとキスされた。
これでも赤くなる私に風早くんが「こんなんで緊張してたらあともたないよ?」と言ってきた。
考えているうちにまた唇を奪われて今度は深いキスをじっくりとされた。
『ふぅ…はあ…はあ』
「遥香…そんな声だしたら…俺止まらなくなっちゃうよ。」

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