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幼なじみから始まった

第13章 こんなことって

貴大「なぁ、涼介・・・歩道橋見てみろよ!!」
涼介「ん?えっ?」
貴大「実果だよな?」
実果がいる。
けど、なにかヘンだ!!
貴大「実果の後ろのヤツって・・・ストーカーみたいじゃねぇ?」
涼介「アイツ!!」
実果が階段を降りようとした時だった。
実果「きゃあ~!!」
勢いよく突き飛ばされた実果は、転がり落ちる事もなくそのまま落ちてきた。
俺と貴大が踊り場で受け止めた。
間に合って良かった!!
貴大は、階段を勢いよく駆け上がり、逃げようとしたヤツを捕まえた。

実果の震えが止まらない。
涼介「実果、大丈夫か?」
俺は、実果を抱きしめていいのか?
貴大「なにやってんだよ!!抱きしめてやれよ!」
怒鳴られた。
俺は、壊れものを触るように実果を抱きしめた。
涼介「実果、無事で良かった!!会いたかった!!」
実果「りょ、涼介・・・くん?」
実果は、俺の腕の中で気を失ってしまった。

パトカーと救急車が来て、実果は病院に運ばれた。
精密検査を受けてからの退院らしい。

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