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幼なじみから始まった

第14章 どうする俺?

幼馴染み3人が病院に来た。
俺は、それを見届けてから帰るつもりだった。

けど、呼び止められた。

亮「実果の事どう思ってるのか聞きたい。」
涼介「・・・今でも、好きだよ。」
亮「だったら実果の事、なんでもっと大事にしなかったんだよ!!」
涼介「・・・してた。つもりだったんだ。」
匡「実果の優しさに甘えてたからなんじゃねえの?」
亮「やっと実果が、俺のものになったって思ってたのに・・・寝言で、あんたの名前を呼ぶたびに俺は・・・。」
涼介「なにしたんだよ!?」
俺は思わず・・・
亮「実果を無理矢理・・・。」
俺は殴ってしまった。
亮「・・・実果のところ行けよ!」
涼介「でも・・・。」
亮「あんたが今、実果のところに行かなかったら後悔してもしらねぇからな!!」
俺は頭を下げて病室に急いだ。


深呼吸を何度かして入る。

実果が俺を見て、泣き出してしまった。
涼介「実果ごめん。ずっと後悔してた。いろんなところ探して・・・見つからなくて・・・諦めようと何度も思ったけど・・・俺、やっぱり実果じゃないと無理なんだ。」
実果「わ、私・・・涼介くんに嫌われてるって思ってた。私の体だけが好きなのかなって・・・ずっと苦しくて、どうしたらいいかわからなかった。」
俺は実果をどのくらい傷付けて、どのくらい不安にさせたんだろう?
涼介「俺、実果以外ダメなんだ!!俺のところに戻ってきて欲しい。」
実果「・・・。」
長い沈黙が続いた。
実果「涼介くん・・・私、りょ、涼介くん以外の人と・・・。」
俺は実果を抱き締めた。
涼介「知ってる。俺が悪いんだよ。」
こんなに不安にさせて俺・・・最低だ!
実果「わ、私がみんなを傷付けてるね。私なんていないほうが・・・生まれて来ないほうが、良かったのかも・・・(泣)」
涼介「な、なに言ってんだよ!実果!!」
俺は・・・どうすれば・・・いいんだよ。

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