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第1章 箱


「私の部屋には――――…

沢山の箱があります―――…


全部…大事な物ですから……」




私は、大事な物を大事にしまっただけ――――――…




「彼は…箱に入る事を…
承諾したんですか?」




私は…
彼の行動を思い出そうと―…



目を閉じる――――――…








「いいえ――――…

彼は、“嫌だ”と言って…箱に入ろうとしませんでした…」




「――――…貴方は…どうしたんですか?」




私は、目を開けると―――…


二人の警察官を見つめ――…



微笑む――――――――…



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