テキストサイズ

第1章 箱

「……殺しましたよ?」



「!!……」



警察官は、驚いた顔をした…


「…私は、彼の顔が好きだったから…


あの…

キーキーうるさい声は…要りませんでした」



私は、箱を思い出す…



私の部屋は…





そんな箱で――――…



囲まれた空間…






「私は、…彼を箱にしまっただけですよ?」




私は、警察官に微笑みながら話を続ける―――――…



「…彼だけじゃないですよ…



私は、
気に入ったものは…箱に入れて…大事にする癖があるんです」





小さい時からの…習慣…







もう――…やめられない…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ