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第1章 箱

「…女性も…箱に?」



「ええ…入れました

彼女は入れやすかった……

首を絞めたら――――…
すぐに落ち着いて――――…


女性は、首が細いから…」



私は、自分の首を触り――…



くすぐったさに…笑った…






「…その箱が――――…

見当たらない――――…?」





「ええ――――…

不思議ですけど…

見当たらなくて…

何処かに埋もれてるのでしょうか」



髪の綺麗な女性――――…


確かに箱に入れたのに――…








「あの…髪――――…

……また…見たいのに…」




私は、自分のバサバサの髪を触りながら…


ため息をついた…



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