箱
第1章 箱
「箱に……入れた…」
警察官は…
渋い顔をして私を見つめる…
「他には……何を――…」
もう一人の警察官が…私の目を覗きこみながら聞いてくる…
「…他には―――…
綺麗な手を…入れた箱もあります…
後は…
綺麗な瞳を…入れた箱も―…
そう言えば…その箱も……」
あれ―――――――…?
おかしいなぁ…
沢山ありすぎて……
見失ったのか―――――…
「手と…瞳って――…目玉?」
「ええ…それが…?」
「――――…う゛」
質問をした警察官が…青い顔をして―――――…
取調室からででいった――…