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愛の裏側

第2章 *奪われたハジメテ

 


「めっちゃ心配してたよ~?お父さん」


「ははは…」





いやまぁ、自分の娘が11時になっても帰って来なかったら心配するよ、そりゃあ。


そのときに何があったかなんて口が裂けても言えないけど。





「藍ちゃん!呼ばれてる!」


「え?あ、今行く」





クラスメイトの女の子に言われ、廊下へと足を運ぶ。



そこにいたのは―――…





「…よ。昨日ぶりだな」






あの彼だ。


 

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