闇夜に輝く
第13章 伝説のスペシャリスト
先日、開店準備が終わりまったりしていると、西野さんとトレンチ談義になった。
「海斗、これ出来る〜?」
西野さんはトレンチに灰皿を乗せ、その灰皿をトレンチのふちに沿って円を描くようにクルクルと回していた。
「そのくらいはまぁ出来るようになりました」
そう言って海斗もクルクルと回す。
西野さんはそれが癪に障ったらしい。
「まぁ、そんなのは初歩の初歩だからね。俺なんてアイスペールを5個一気に交換できるし、そのくらいになったらまぁ一人前かな」
「はぁ、すごいっすねー」
西野さんはその言葉に満足したらしく、みんなの牛丼を買いに行った。
本来ならば下っ端である海斗が買いに行くべきなのだが別の仕事がある為、最近は西野さんがパシリの様になっている。
前までは海斗がみんなの分の弁当を買いに行き、西野さんが店で使う消耗品や日用品、買い置きタバコを買い出しに行っていた。
だが、西野さんは普段から適当な性格の為、冷蔵庫の奥の方にまだ未開封の物があるのに買ってきたり、逆に在庫が0なのに買ってこなかったり、レシートをもらい忘れてきたりと無駄が多すぎるため、そのうち海斗が買い出し担当になっていた。
「海斗、これ出来る〜?」
西野さんはトレンチに灰皿を乗せ、その灰皿をトレンチのふちに沿って円を描くようにクルクルと回していた。
「そのくらいはまぁ出来るようになりました」
そう言って海斗もクルクルと回す。
西野さんはそれが癪に障ったらしい。
「まぁ、そんなのは初歩の初歩だからね。俺なんてアイスペールを5個一気に交換できるし、そのくらいになったらまぁ一人前かな」
「はぁ、すごいっすねー」
西野さんはその言葉に満足したらしく、みんなの牛丼を買いに行った。
本来ならば下っ端である海斗が買いに行くべきなのだが別の仕事がある為、最近は西野さんがパシリの様になっている。
前までは海斗がみんなの分の弁当を買いに行き、西野さんが店で使う消耗品や日用品、買い置きタバコを買い出しに行っていた。
だが、西野さんは普段から適当な性格の為、冷蔵庫の奥の方にまだ未開封の物があるのに買ってきたり、逆に在庫が0なのに買ってこなかったり、レシートをもらい忘れてきたりと無駄が多すぎるため、そのうち海斗が買い出し担当になっていた。